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親の土地に二世帯住宅を建てる際の注意点

親の土地に二世帯住宅を建てる場合、

 

それぞれ別々に家を建てるよりも、

 

・建築費が抑えることができる

・同居する子どもが家を相続する場合、相続税の優遇も受けることができる

 

そのため、検討する方も多いのですが、注意する点がいくつかあります。

家予算

名義をどうするか


土地の名義をそのまま(親のまま)で、家(建物)の費用を出資割合に応じて、所有持分を登記する方法が一般的です。

 

持分登記とは?

自宅の土地や建物を、誰がどれくらいの割合で所有しているかを登記簿(とうきぼ)に登録すること

 

もし、親子で半分ずつ建築費用を負担したにもかかわらず、子どもの名義で登記にしてしまうと、

 

親が出した分が贈与とみなされ、贈与税が課される可能性があります。

住宅ローン

持分を出資割合に応じて親子共有名義にすると起こり得る問題点


持分を出資割合に応じて親子共有名義にすると、相続時もめる可能性が。

 

二世帯住宅を建てると決めたときに同居の子どもは、

 

「親の面倒を見る代わり、土地は受け継ぐ」

 

という想いがあるはずです。

 

しかし、もし他の兄弟姉妹がいる場合、どう思うか?

 

同居し、土地を受け継ぐことをよしとする兄弟姉妹であればいいですが、

 

親の土地を単独で承継することに不公平感を抱く兄弟姉妹がいるかもしれません。

 

土地以外の資産(現金・有価証券等)が十分あれば、その資産を兄弟姉妹に分配し、対応できるケースもあります。

 

しかし、土地などの「分けられない資産」が主要な資産であれば、もめる可能性も出てきます。

相続時、一体どうなる?


不動産を分割する方法としては、主に4つあります。

 

❶不動産をそのまま分ける「現物分割」

❷不動産を売却してお金に換金して分割する「換価分割」

❸家を相続した人が他の相続人に金銭で払う「代償分割」

❹相続人みんなで共有する「共有分割」

 

誰にどのような資産を親は託したいのか。

 

トラブルを回避するためには、将来の話し合いをしっかり二世帯住宅を建てる前に考えておく必要があります。

まとめ


親と同居するということは、万が一の時まで考える必要があります。

 

特に、名義をどうするのかは、二世帯住宅を建てる前に、兄弟姉妹でも話し合いを行いましょう。

 

また、その際は、税理士さんなど専門家に入ってもらうことも大切です。

 

まずは整理してみませんか?


▶︎二世帯住宅を検討中

▶︎単世帯と二世帯どっちがいいか迷っている

▶︎親からもらった土地があるがどうしていいかわからない

 

ご要望があれば、住宅専門ファイナンシャルプランナーが整理させていただきます。

 

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文/草野 まり住宅専門ファイナンシャルプランナー。売る側ではない中立的な立場から家の購入をサポート。家の購入予算を年収から出すのではなく、それぞれの家族に合った無理のない適正予算で購入する方法で提案を行います。

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